2006年10月09日

やっと手に入れた〜TT

発見した先月末は
お金がなく
今月に入ってからは
本屋にも寄れず。

やっと買うチャンスを
手にいれたぁ

「神殺しの日本―反時代的密語」

自分の記事でも書いたとおり
立ち読みしただけでも
ショッキングであり
納得できた本だから
どうしても読みたかった。

私が立ち読みした一節は
「気まぐれな日々」様のとこで
紹介されてるので
そちらをどうか参照してくださいまし。

私はね。
この本の中から
最低あと二節は
みんなの目に晒しておきたいの。

一応帰りの電車の中で
読む余裕は十分にあったから
さらさらと流し読み3回以上やってる。

「きまぐれな日々」様のとこでも
書いてあったように
この本はあくまでも
哲学の本、仏教に関する本なのね。

でも、無視できない
今の荒廃した道徳とか
モラルのなさとか
そういうところにも
きっちり言及している。

今の政治家とか
正反対に立ってると思う皆様に
十分耳が痛いことも
書いてあるのさ。

ことさらに
その耳が痛いところを
抜いとくよ。

使うのは「日本の伝統とは何か」の項。
長くなるけどよく読んでよね。

「近頃、 教育基本法には伝統の尊重ということが歌われていないので教育基本法を憲法改正に先立って改正すべきであると主張する人がいる。 その人が伝統というものをどう考えているかはよく分からないが、どうやら教育勅語を日本の伝統に根ざすものと考え、 教育勅語の精神に基づいて道徳教育を行えば日本人は立派な道徳的人間になると思っているらしい。 果たして教育勅語が日本の伝統に根ざすものであろうか。
 教育勅語にはさまざまな道徳が羅列されているが、その中心道徳は「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壌無窮ノ皇運を扶翼スヘシ」 という言葉に表現されている。いってみれば、戦争が起こればお国のために命を捧げてこのすばらしい国を守れというのである。
(中略)
 私は、教育勅語は明治初年に行われた廃仏毀釈、神仏分離の政策の延長上に作られたと思う。聖徳太子以来、日本は仏教を国教としたが、 その仏教が縄文時代以来の日本人の宗教である神道と習合した。(中略)
 しかるに偏狭な国学者によって思想的に占領された明治政府は神仏分離、廃仏毀釈の政策を採り、仏ばかりか神々までも殺してしまった。 そしてその神仏不在の場所に新しい天皇という神を導入したのである。この新しい神道は、 対内的には徳川幕府に代わる薩長政府の政治支配を確立させ、対外的には全国民の力を天皇という一点に集中させ、 日本を西洋諸国家並みの強国にすることに貢献した。
 哲学者、和辻哲郎は戦時中、「尊王思想とその伝統」という書物を書き、天皇を神とする思想が日本の伝統であることを証明しようとしたが、 その証明は成功していない。天皇を神とする思想は「古事記」「万葉集」にあり、「神皇正統記」などで主張されてはいるが、 そのような思想が盛んになったのは江戸中期以後であり、ソレは倒幕の思想として利用されたに過ぎない。
(中略)
 今上天皇が百済の武寧王の血を引く桓武天皇の母、高野新笠に触れて「韓国との縁を感じている」といわれ、「君が代」 を歌い日の丸を掲げる運動を嬉々として勤める棋士に「強制になるということではないことが望ましい」と、 リベラルな学者でも容易にいえないようなことをおっしゃったことからも、天皇家の人々は大変リベラルで、 教育勅語に示される天皇制に逆行することを望んでいらっしゃらないのではないかと私は察するものである。
 改めて私は言いたい。教育勅語は決して日本の伝統に根ざすものではない。教育勅語を復活させるのは、 伝統文化を愛さずもっぱら知りを追求する知なき徳なき政治家の言うことを、天皇の命令だといって従わせることになるのではないか。 日本人を真に道徳的な人間にするには、神仏習合の日本の伝統を深く自覚することによってしか可能ではないと私は思う。」

ぜーぜー

長かったけど
省略したけど
元を知る方にとっては
あまり略になってないかも知れんケド^^;;

「私は、教育勅語は〜利用されたに過ぎない。」の文章は
繰り返しの主張だね。
神は2度死んだ
基本の部分。

和辻哲郎は
またより道しようと思う。
姫路文学館に
いくばくかの資料はありそうだし。

でさ。

私はすっかり
意識していなかった事実。

「「君が代」を歌い日の丸を掲げる運動を嬉々として勤める棋士に 「強制になるということではないことが望ましい」と、リベラルな学者でも容易にいえないようなことをおっしゃったことからも」

ここここ。

著者自身が注釈をつけていて
それにはこうなっている。

「2004年の園遊会で、東京都教育委員を勤める棋士の米長邦雄氏が 「日本中の学校で国旗を掲げ、国家を斉唱させることが私の仕事」と話しかけたのに、天皇陛下は「やはり、 強制になるということではないことが望ましい」と答えた」

思い出した人、いる?

2年前のことだから
ニュースソース検索
ちょい自信なかったけど

ありました。
asahi.com

「天皇陛下は28日の園遊会の席上、東京都教育委員を務める棋士の米長邦雄さん(61) から「日本中の学校で国旗を掲げ、国歌を斉唱させることが私の仕事でございます」と話しかけられた際、「やはり、 強制になるということではないことが望ましい」と述べた。

 米長さんは「もうもちろんそう、本当に素晴らしいお言葉をいただき、 ありがとうございました」と答えた。

 天皇が国旗・国歌問題に言及するのは異例だ。

 陛下の発言について、宮内庁の羽毛田信吾次長は園遊会後、 発言の趣旨を確認したとしたうえで「陛下の趣旨は、自発的に掲げる、あるいは歌うということが好ましいと言われたのだと思います」と説明。 さらに「国旗・国歌法制定時の『強制しようとするものではない』との首相答弁に沿っており、政策や政治に踏み込んだものではない」と述べた。

 「日の丸・君が代」をめぐっては、長年教育現場で対立が続いてきた。 東京都教委は昨秋、都立校の式典での「日の丸・君が代」の取り扱いを細かに規定し、職務命令に従わない教職員を大量に処分。 99年に教育委員に就任した米長さんは、こうした方針を推進する発言を繰り返してきた。 」

しかもTVでも報道されたんだってね。

このころあまり
こういう問題を意識してなかったから
素通りしていたなぁ。

脱線気味になるけどさぁ。
「陛下の趣旨は、自発的に掲げる、 あるいは歌うということが好ましいと言われたのだと思います」
って何よ。

アナタは陛下ですかっ?!

勝手に決められちゃあ
たまらんと思うんだけど。

国歌国旗に関しては
wikiの君が代国旗国歌法の項参照。
私があれこれしゃべるより
よっぽど詳しいや。

賛成反対で論議するのはいいけど
少なくともいえるのは
東京都の態度と
コイズミの発言などなどは
どう考えても言論統制と
思想の自由の抑制にあたると思うんだ。

そうぢゃないということは
声を大にしときたいね。

教育基本法に関しては
こんなもんか。

国旗にしろ国歌にしろ
愛国心だって
教育勅語をベースにして
変更するならば
恐らく間違った方向に
進んでいってしまう。

止めるためには
言い続けるっきゃない。
あとは
時間が許せば
アクションを起こさなければと思うけどね。

美しい国、逆から読んだら憎いし苦痛、下心ナイショナイショの教育基本法バナー
↑じょーだんぢゃねぇよぉぉw

追記。
TBをなんとなく
辿っていると
とんでもない資料の存在を
知らされる羽目になった。

とんだリンクは
「青空を待ちながら・・・」様ですが。

「教育改革国民会議」の議事録

これ何よ。
ひでぇ。

ほんと見に行ってみて。
ひどいの一語に尽きる

○子どもを厳しく「飼い馴らす」 必要があることを国民にアピールして覚悟してもらう

○「ここで時代が変わった」「変わらないと日本が滅びる」 というようなことをアナウンスし、ショック療法を行う

○教育基本法を改正を提起し、 従来の惰性的気風を打ち破るための社会的ショック療法とする

○バーチャル・ リアリティは悪であるということをハッキリと言う

信じられない意見のオンパレード。
一例にすぎないよ。
ここにあるのは。

まてまて。

子供はペットかっ(ーー;)

こんなの全部実践されたら
子供みんな首くくりたくなりそーな
親も首くくりたくなりそーな気がするが。

というか、
私が子供持ったとき
こんなの実行されてたら。

絶対外国逃げるな。

「教育勅語は決して日本の伝統に根ざすものではない。教育勅語を復活させるのは、 伝統文化を愛さずもっぱら知りを追求する知なき徳なき政治家の言うことを、天皇の命令だといって従わせることになるのではないか。 日本人を真に道徳的な人間にするには、神仏習合の日本の伝統を深く自覚することによってしか可能ではないと私は思う」

この言葉
よく覚えておいたほうが
いいと思うよ。

教育改革国民会議の皆々様。

それを実行すればどうなるか

それを想像すらできないほど
脳力低下してるのか。

というか
実行されたらどうなるか
想像できないような奴に
教育云々する資格はないね。

本当に。

posted by 星影里沙 at 00:28| Comment(5) | TrackBack(4) | 日雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
弊ブログの記事に言及およびリンクを張っていただいてありがとうございます。
重複TBになりますが、TB送らせていただきました。
「日本の伝統とは何か」の項を抜き書きされたこの記事を、今後引用あるいはリンクを張らせていただくかもしれません。
電撃訪中とやらでイメージをアップしておいて、支持率の高い状態で教育基本法を改悪しようという安倍の野望は、絶対に阻止しなければなりませんからね。
Posted by kojitaken at 2006年10月09日 00:59
いえいえ。
やっと購入できたので
どうしても紹介したくて書きました。
近日、靖国について言及された項も
なんとか紹介したいと考えています。

どうぞ、
リンク元とかを明言してくださるなら
利用の制限はいたしません。

今丁度追加の記事を入れていたところです。
なんとしても阻止しないと
もう逃げ場なくなりそうな勢いです(ーー;)
Posted by 星影里沙 at 2006年10月09日 01:29
追加の記事拝見しました。
靖国の部分の紹介も楽しみにしています。
私は、この本と、高橋哲哉著「靖国問題」(ちくま新書、2005年)、太田光・中沢新一著「憲法九条を世界遺産に」(集英社新書、2006年)を組み合わせて論じようかと考えていますが、あんまり大風呂敷を広げすぎてうまくまとまらないかもしれません(笑)。
よくカナダか韓国かミクロネシアにでも逃げるか、などと冗談言ってるんですけど、笑い話でなくなってきそうなところが怖ろしいですね。
Posted by kojitaken at 2006年10月09日 08:27
星影里沙さん、こんにちは。はじめまして。『青空を待ちながら…』のkuroi-mazinです。拙ブログへのリンク、ありがとうございます。TBも送らせていただいたのですが、どうも通らなかったようです。しばらくして、またチャレンジしてみます。

一見すると心地良い「伝統」「美しい」「愛」など、どうとでも解釈できる曖昧な言葉に騙されているように感じます。こういう欺瞞に押し切られないために、どしどしとものは言っていかなければなりませんね。

お暇な時は、また拙ブログへもお寄りください。わたしも御ブログへ寄らせていただきます。
Posted by kuroi-mazin at 2006年10月09日 16:20
>kojitaken様
さっきブログサーフィンしていたら
「靖国参拝は義務」とかのたもうた
人がいるという記事をちらと目にしました。
教育問題ともからんで
早急に釘さしておきたいですね。
残りの本はまだ未見です。
なかなか購入できないのがイタイところ。
また私も購入したいですし。
よければお聞かせください。
大風呂敷でも、言わなければ
口をガムテープで止められてしまいそうな
そんな怖い気もしています。

>kuroi-mazin様
初めまして、ありがとうございます。
seesaaはTBは一定時間ごとに反映されるぽいので
恐らく大丈夫です^^;;

一見いい言葉ですよね。
でも裏を返せば
どれだけ浅い意味で使われているか。
それを知る必要は
十二分にあると思いますね。
私たちは喋らないといけないと思っています。

ありがとうございます。
ウェブリーダーで巡回させていただきます<(_ _)>
Posted by 星影里沙 at 2006年10月09日 20:51
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック

梅原猛さんの新刊「神殺しの日本−反時代的密語」
Excerpt: 先日、星影里沙さんのブログ「憧れの風」で、梅原猛さんの新刊の一節を紹介した記事(「思わず立ち止まった」)を目にした時、海外出張を目前に控えていた私は、梅原さんのこの本を、移動の飛行機の中や、現地のホテ..
Weblog: きまぐれな日々
Tracked: 2006-10-09 00:54

次期首相安倍で良いの?本当に?
Excerpt: すでに、超右翼を表す安倍本当にこれで良いの?って言っている間に、飛んでもないことを言い出しているではないか。もう首相になったつもりになっているが、言葉だけで実行が出来ると思ったら大間違い。調整がどれほ..
Weblog: 青山はここにありました??社会批判がてんこ盛り!!
Tracked: 2006-10-09 03:19

ボクの官邸の内と外(オモテとウラ?)に二つの「教育再生」機関が?!+安倍首相の訪中雑感
Excerpt:   8日、安倍晋三首相は無事に中国での首脳会談を終えたようだ。  まあ、今回は中身はともかく、まずは向こうに行って、首脳&TOP3の要人に会っ たということに意味があると思っているのだが。  ..
Weblog: 日本がアブナイ!
Tracked: 2006-10-09 09:54

教育基本法の改正は本当に必要なのか!?
Excerpt: 教育基本法 全文(再掲)  1947(昭和22)年制定 【前文】  われらは、さきに、日本国憲法を確定し、民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の福祉に貢献しようとする決意を示した。この理..
Weblog: 青空を待ちながら…
Tracked: 2006-10-09 16:10