2006年09月24日

思わず立ち止まった。

今日、母親迎えにいったあと
すし屋がオープンするまで
紀伊国屋で立ち読みしてたのね。

梅原猛さんの本
何気なく手に取った。

タイトルが思い出せん><
最新作に近いはずなんだけどな。

お金がないので
立ち読み陳謝。

「神は二度、殺された」っていう
一文が衝撃的過ぎて。

一度目は、恐らく
前から主張されていた。
明治政府の廃仏毀釈。

仏はこのとき殺されたんだろうけど
神まで殺されたってのは
どういうことなんだろうと思ったら。

ウェブで検索してると
本に書かれたことと同じこといってる台詞見つけたよ。

「縄文の昔から日本人は、自然が神様、山川草木すべてが神様だという多神論でした。 仏教にもそういう思想があって、神と仏を合体させた宗教を民衆はずっと信仰してきました。神仏習合、それが日本の思想の中心ですよ。 ところが、明治になって国家神道という一神教になったわけです」

そうなんだ。

あの廃仏毀釈と同時に
多くの神々は死んじゃったと。

どこかでちらっと見た記憶はあるけど
山にだって
川にだって
風にも
木にも草にも
そして私たちの心の中にも
仏様はいるって
書いてる本があったっけ。
神様だって
同じだと。

けどそれを
明治政府は否定した。

何が生き残ったかというと
現人神としての天皇
天皇に連なる先祖の神様が
生き残った訳ね。

で、2度目に神が死んだのは。
敗戦の後だった。
あの時天皇は
人格化宣言を行い、
神であることを否定した。

この時ほぼ全部の
神様が死んじゃったと。

今でこそまだ
積んできた遺産が
心の中に残ってるけど
これも使い果たすと
もはや道徳のかけらもない人が
跋扈するんじゃないかと
警鐘を鳴らしている。

終わりのほうまで
読んでる時間なかったのが悔しいなぁ。

でも、さっき見つけたこのページだって
目は通しておくべきだと思うよ。
靖国に関しても
結構イタいこと
書いてるし。

ね〜え、アベサンw

歴史観よりも
官邸の強化するほうに頭が逝っちゃってるんでしょうけど。

独裁者は要らないよ。

日本にアメリカ式は、要らない。

ε3(゜ー゜ ) クシャクシャ (゜ー゜ )ノ⌒゜□ ポイ

看護婦増員請願署名

現場は悲惨です。
多少なりとも知ってるので他人事じゃないんです
みなさんの健康と安全にもかかわるので
なにとぞ、署名をお願いします。

posted by 星影里沙 at 00:50| Comment(5) | TrackBack(2) | 日雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そうそう!そうなんですよ!
国家神道というのは、明治政府がでっち上げたカルト宗教だというのが、私の前々からの持論です。
カルト宗教だから、日本国民を洗脳して、悲惨な戦争の惨禍をもたらしたんです。天皇を神に祭り上げ、天皇のために死ぬことを美徳としたカルト宗教の総本山が靖国神社というわけです。
それにしても面白そうな本ですね。私も探してみようと思います。
Posted by kojitaken at 2006年09月24日 01:44
不覚というか無知なのか、
この一文目にするまで
神が死んだという印象が
全然なかったんです^^;;
神はまだ生き残ってたんじゃないかなと思ってました。
それにしては多神教の思いが
死んでないかな〜という
漠然たる思いしかありませんでした。

けどこの本手にして読んだとたん
なんか凄い勢いで納得しました。
明治政府が「作り上げた」宗教だから
多神教はひそかに死んでいって
なんか豊かなものを失い始めてたんだなと思います。
そして私たちは洗脳され
戦争をし、悲惨な目を見て負けた。

コイズミが分かってなかったのは
まさにカルト宗教=国家神道、それを象徴する靖国という認識ですよね。
アベサンもきっと
わかってない。

神様が死に絶えた今、
アベサンは地獄から
神の姿をした悪魔を召喚する気でしょうかね。

上手くまとまってないですけど^^;;
Posted by 星影里沙 at 2006年09月24日 02:01
以前「反戦な家づくり」さんのブログで紹介されたのですが・・ブログはいまだにちんぷんかんぷんです。
ところで、十数年間痴呆症で寝たきりの母の介護をした経験から思うに・・
付添婦さんの制度を廃止したことが間違いだったような気がするのですが。
高齢女性の唯一ともいっていい職場を奪い・・看護士への負担を重くしただけではないのでしょうか?
若い看護士さんたちは夜勤を嫌ってどんどんと辞めていったのですが。
付添婦さん制度を、ぼくは是非復活してもらいたいナーと思うのですが・・
Posted by 詩人PIKKI at 2006年09月24日 03:32
多分この本ですよね。今月発売ということになっているし。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4022502231/sr=1-1/qid=1159075095/ref=sr_1_1/503-6597053-1110325?ie=UTF8&s=books

朝日新聞に掲載している評論をまとめた本みたいです。
本屋に探しに行くことにします。
Posted by kojitaken at 2006年09月24日 14:20
>詩人PIKKI様

初めまして、ありがとうございます。
付添婦は、お恥ずかしい話、
初めて聞きました^^;;
そのような制度を容赦なく廃止する国の意図が
まったく読めません。
役立たずと言ってるのと
同義でしょうに。
今看護にしろ介護にしろ
離職率はかなり高いですよ。
働く意欲がある人をどうして弾いたりするのでしょうね。

ただ、福祉に対する締め付け状況を見ていると
必死で声を上げ続けない限り
見直す気はたぶんないんじゃないでしょうか。
現場にいるものとしては
悔しい限りですけどね。

>kojitakenさん

あ、多分それです^^;;
間違いないと思います。
神殺しの日本。
探してくださり、ありがとうございます。

この人の考え方は
間接的ですが読む機会があって好きだったんですよ。
今の日本に必要な考え方だと思うので
読んでみられるのはよいと思います。

給料入ったら
私も買いに行こうかなあ・・・
Posted by 星影里沙 at 2006年09月24日 17:56
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